概要
私がFreeCadを使っていて生じた問題と、その対処法についての備忘録的なものです。
エッジや頂点の当たり判定が小さくてが選択しにくい
編集、設定、表示、3Dビュー、レンダリングと進みます。今回関係するのはマーカーサイズとピック範囲で、それぞれ、
・スケッチでの点、オブジェクトでの頂点の大きさに影響します。選択しにくい場合はこれらの値を大きくするとよいでしょう。
私の環境は解像度が高めなので二つとも大きくしてある |
スイープで輪郭とパスの設定の仕方がわからない
緑色にハイライトされてるのは単に選択したからです |
円を輪郭(Sketch)、緑色にハイライトされている曲線(Sketch001)をパスとします。
輪郭を選択し、追加ボタンを押します。
ソリッド作成にチェックを入れ、スイープ経路ボタンを押します。
パスを全て選択(Ctrlを押しながら選択)します。
終了ボタンを押し、OKボタンを押すとスイープが出力されます。
(3制御点)B-スプラインへの正接拘束
現在、FreeCadではB-スプライン曲線への正接拘束が行えません。
😩 |
ですが、おそらくきれいなモデリングのために接線を作りたいという人もいると思います。今回、3制御点B-スプライン曲線の開始、終了制御点のみでの(疑似的な)正接拘束ができることを確認しました。
まず、適当な3制御点B-スプライン曲線を作ります。(寸法も適当に設定)
適当な線分を作ります。軸に平行でなく、ある程度長ければなんでもいいです。
濃い緑色のオブジェクトを選択中 |
線分と2番目の制御点をまとめて選択(Ctrlを押しながら選択)します。
点をオブジェクト上に拘束します。
見やすいように適当に直線を伸ばしてある |
同様に、線分と、正接の基準にしたい制御点の二つを選択して点をオブジェクト上に拘束します。なお、図では右側の制御点を正接の基準としています。
この状態で線分の両端と制御点の距離を拘束すると、スケッチが完全拘束になります。 これでこの線分は3制御点B-スプライン曲線に右側の制御点を基準として接していることになります。
試しにB-スプライン曲線の形状を変更しても線分が接していることがわかります。
見難いが、正接の表示は制御点近くの寸法の下にある |
面白いことに、この状態で制御点同士を結ぶ線分の部分をトリムで切り捨てると正接の表示が出ます。多分、制御点同士を結ぶ基準線との正接扱いだと思います。
ここからB-スプライン曲線の形状を変更してもちゃんと追従します。
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